Windows 11にアップグレードできるか診断してみた
Microsoftでは Windows 11 にアップグレードできるかどうかを診断する「PC正常性チェックアプリ」の一般公開を再開
https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/2109/21/news138.html
結果の表示が分かりづらい、正確さに欠ける などと利用者に指摘され一旦は公開を見合わせていました「PC正常性チェックアプリ」ですが、Insider Preview版を経て再び一般公開されたという記事を目にしたので早速試してみることにしました。
「Windows 11」2021年10月5日から提供開始
Windows 11公式サイト からダウンロードしインストールします。
アプリを起動するとこんな感じです。
左側の 10年経過 の表示に感慨深いものがあります。苦楽を共にしてきた愛着あるPCです。では「今すぐチェック」ボタンをクリックしてみます。
診断結果が一瞬で出てきました。
「このPCは現在、Windows11システム要件を満たしていません」
どうやらこのPCは Windows 11にアップグレードできないようです😥
この結果は6月ごろにチェックしてみたときと同じなので大方の予想はしていました。条件が緩和されたかも?とわずかな期待はありましたが残念な結果になりました。
チェックに引っかかった内容を見てみます。
- PC はセキュアブートをサポートしている必要があります。
セキュアブートの有効化に関する詳細
Secure Bootは、PC の起動時 (起動時) に悪意のあるソフトウェアの読み込みから保護するように設計された重要なセキュリティ機能で、最新のPCならほとんどが Secure Boot に対応しているそうです。このPCでもBIOSで有効化できればよいのですがそのような設定は見当たらなかったのでサポートされてないのでしょう。 - TPM2.0 がこのPCでサポートされ、有効になっている必要があります。
TPM2.0 の有効化に関する詳細
過去 5 年間に出荷されたほとんどの PC は、トラステッド プラットフォーム モジュール バージョン 2.0 (TPM 2.0) を実行できます。 TPM 2.0 は、セキュリティWindows重要なブロックとして、Windows11を実行するために必要です。新しめのPCでも出荷時に無効化されている場合があるそうです。この古いPCにはTPM を有効にする設定はありませんでした。 - プロセッサは現在、Windows11でサポートされていません。
サポートされているCPUの詳細
Microsoftリンク先のサポートされているCPU一覧にはこのPCのCPU(Intel Core i7-2760QM)はありませんでした。大まかには 第7世代CoreプロセッサやZenアーキテクチャのRyzenプロセッサ(初代)以降が対応の目安だそうです。これでも要件が多少緩和されたそうですが、このPCのCPU(Intel Core i7-2760QM)は世代でいうと「第2世代」だそうで希望が無くて泣けてきます。
Windows11 のために新しくPCを買い替えるほどの動機はないのでしばらく静観することになりそうです。 Windows10 のサポート終了日は 2025年10月 あわてることもありません。